読書

謎解き超常現象Ⅲ 著・ASIOS 読書感想文

書籍名謎解き超常現象Ⅲ
著者ASIOS
発行日平成24年5月11日
出版社新灯印刷株式会社

書籍概要

世界の不思議に迫る!
34の伝説を懐疑的調査により真相を解明していきます。
Ⅰ、Ⅱと続き今回で3冊目のシリーズとなります。

ASIOS(アシオス)という、ウェブプログラマー、SF作家、イラストレーターや歴史研究家等、様々分野の有志で結成する会が著しています。

本書では、サイババ伝説の真相、リンカーンとケネディの奇妙な一致、UFOの真相、ベテルギウス星の超新星爆発、ネッシーの事、そして源義経=チンギス・ハーン説の真相などをテーマにしています。


ASIOS(アシオス)とは?

アシオスホームページも設置されている団体です、当該ホームページは2007年より更新されておりまして、実に様々な活動をしています。
超常現象研究というと、ちょっと宗教っぽい(!?)ですが、実際にページを見てみるとそれっぽいです。

基本的にはオカルト好きな方々で構成されておりますが、本当であるとか嘘であるとか、根拠のない決めつけはせずに、中立の立場でロジカルに研究していっています。

大学修士修了者や大学院院長、名誉教授等もメンバーに名を連ね、ハイレベルな検証をしていっているようです。

感想文は書けるのか!?

小説ではありませんし、実用書ではありませんので、感想文は書けるのでしょうか!?超常現象の対する一般人の感覚とはどのようなものでしょうか?

私が若い頃に見ていたテレビで、200Xなどで取り上げられていたような内容の物が多いです。現在はほとんどテレビを見ない人になりましたので、現代的な超常現象番組があるのかは分かりませんが。

しかし、当時、そのような番組に興味を掻き立てられて記憶は今でも残っています。
もちろん、テレビですから、さもそれが本当のミステリーであるかのように構成されていましたので、子供心に「そんな事はありえないだろう」と思いながらも、ドキドキしていました。

学生であったその頃は、教科書を学んでいます、それにおける真実が歴史の事実として認識します。20年ほど経ったいまでは、その事実も少しずつ修正されましたが。ともあれ、私達にとっては「事実とされている事」が重要なので、「超常現象」の重要度は高くありません。

と、まぁ、私の超常現象に対する認識はそんなものです。

超常現象の種類

まず、超常現象を不可思議な現象として楽しむ・・・という視線は捨てなければなりません。それらを分析するということは夢を壊す事なのでしょうか?
超常現象を分類すると、こうなります

  1. 嘘、詐欺の類
  2. 間違った知識であるが心から信じ込んでいる
  3. 勘違いの集大成
  4. 本当に未知の存在

だいたいこれらに分類され、複合していることもあります。

①の件は、本書を読むと、いわゆるデマを広げた人物が、それをお金儲けに利用している詐欺であると言う結果も多く見受けられます。
②の件は、本人は本当にUFOに見えていると言った類です、また、①のように悪気はないけれど、勘違いを流布してしまっているケースもあります。とはいえ、超常現象に限らず、まことしやかに信じられてきた迷信や、素人理論などもありますから、こういったケースは生活に密着していますね。
③の件は、②の延長ですが、信じ込むあまりに研究結果の「自分に都合の良いデータだけを無意識に拾い出して、都合の悪いデータは見えてない」状態で、間違った情報をさらに信憑性のあるようにロジカルに組み立ててしまっているケースです。
④これも超常現象に限らず、現代の科学においても多く存在しますね。人間の身体ですら人間自身がよく分かってない部分もありますし、心の動きなんて未だに未知の部分が多いです。世の中には、理由は分からないがこうした方が上手くいくってことも多くあります。
つまり、現代でもよく分からないことはたくさんありますから、それは=超常現象という事も出来ますね。

読後の感想

なんとなく、感想文が書けそうな気がしてきました。若かりし頃に心躍らされた超常現象を分析していく事は、ある意味では夢を壊すことなのかも知れません。ワクワクしていた事が、ただの詐欺師のお金儲けだと知った時には、知らなかった方が良かったと思うかも知れません。
そう言えば、ネッシーの経済効果はとてつもない物で、地元を潤しているそうです。彼らにとってはネッシーの真偽よりは、夢が大事なのです。
サンタクロースだってそうです、子供はサンタクロースを信じていますが、いつかそれが嘘だと知る日が来ます。

突拍子の無い歴史上の仮想だって、大人のささやかな夢なのかも知れません。そんな事の真相は知りたくないのが心理なのでしょうか。

じゃあ、どうしてASIOSのメンバーは真相を解明するのでしょうか?そして、どうして読者は、この本を読むのでしょうか。
その説明の出来ない心情も超常現象の一つですね。

ミステリーを信じたい気持ちが、真相解明に向かうのかも知れません。それとも知識欲がそうさせるのかも知れないですね。
ともあれ、現実的にどうしてそんなデマが広がったのか、どうして超常現象と信じ込んでしまったのか、歴史上の異説はどうして作られたのか?そうした人々の心理の流れを知ることも面白いです。

色んな謎が解明されて、その後に残るものは何なのでしょうか?
そんな事は心配は要りません、人間が認識出来る世界は、宇宙の彼方へ広がっていきますし、何億年も昔の事も解明していきますし、また未来も果てしなく予想します。そうかと思えば足元の地球の事だってまだまだ分かっていません、月にも行ける人間は、深海の底の事もまだまだ分かっていません。マクロだけではなくて、ミクロの世界もどんどん進んでいきますし、人間自体もどんどん研究し心を丸裸にしようとしています。そうかと思えば、こんどはAIです。彼らの不思議を人はどこまで理解出来るでしょうか。
謎はいくら解明されても尽きることはありません、謎が解明された先には、もっと多くの謎が存在します。

私達は、すべての謎を解明する時まで、人類が存続しているかどうかは怪しいものです。それまでに宇宙が終わっているかも知れません。

地球が世界の中心で、海の果てが世界の果てだった頃。もしかしたらそんな単純な世界の方が幸せだったかも知れません。人は、地球に終りがあることを知り、太陽に終わりがることを知り、宇宙に終わりがることを知り、人類に終りがあることを知りました。

もしかしたら、私のそんな知識がデマであるかもですね!!

きっとこれからも、私達の知的好奇心を掻き立てる、超常現象はいくらでも現れます、そんな事象もどんどん解明して、楽しませてくれるASIOSの今後の活動にも期待ですね!

ホームページを作ろうの目次
関連記事