農業

確実に稼げる週末農業副業入門~~愛媛県松山市で農業を始めよう~⑤~

確か、アメリカでは自営業者の割合は3割で、日本では1割以下。

それでも日本でも、段々とフリーランスや自営業者の割合は増えてきている。
そして、サラリーマンであっても副業が解禁される時代、日本は今、複業の時代へ突入している。

私は、まともにサラリーマンとして働いたことはなく、若いときから自分で仕事をしてきた。月の休みはゼロ日、一日の労働時間は40時間(すでに一日は越えている)、家で数時間寝る以外はずっと仕事していると言うこともあった。

今でこそ、すぐにブラック企業、ブラックバイトなどと、働き手に甘いことばかり言われているが、若い内に甚大な苦労をすることは悪いとは思わない。
とはいえ、事件になるようなブラック企業はもっての他だが、学生さんの現在のアルバイト基準は
「基本自由出勤」
「当日であろうと休むのは当たり前、穴埋めは社員の仕事」
「残業は1分単位」
「仕事10分前にくるなんてありえない、来るならそこから時給発生」
という事が愛媛県の大学生のアルバイターを守る会のような団体が発表し、実際に大学で活動し、愛媛新聞にも載っていたから驚いた。

おいおい、そんなアルバイト、誰が雇うんだよ・・・と言いたくなる。が、実情としては、そんな常識のない若者がいるはずもなく、なんとかいい感じに成り立っているのではないかと思う。

国は今、企業の経営方針に、台所にどんどん手を突っ込んできている。しかし、結果、大企業ばかりが得をして、中小企業にしわ寄せがきている事は庶民感覚としてある。
プレミアムフライデーやシャイニングマンデーなどもいい例だ。

何が言いたいのかというと、国は起業を推進しながらも、人、制度的にも起業のタネを摘んでいるのではいか!?
だって、そうだろう・・・サラリーマンから起業して成功した人間は、組織の理不尽に自身の多くの時間を犠牲にして、得た経験、忍耐力を礎に成功している。
元々、起業から始まる人間も、自由出勤の様に見えて、自由なんてない、上司がいないようで、時には「キレそう」なシーンを何度も忍耐して、お金だってない。出勤時間が決まってないんだから「休んでるように見える時間は全て勉強」しているんだ。

ねこみかん
ねこみかん
で、農業はブラック職業なのか!?

就農=家族も巻き込んだ自身の全てをかけて取り組むべき事柄なのか!?
当初数年間は収入がないからしんどい!?

最初から収入がないのは、ビジネスにとっては当たり前。私が、去年始めたコインランドリーだって、毎月20万円の赤字が続いている。
漠然とだが、私は農業の大きな可能性に、「副業としての農業」ひいては「ビジネスオーナー」としての農業を考えている。

本業を維持しながら農起業出来るのならば、収入がないリスクはほぼ吸収出来る!!
「農業はしんどいし、そんなに甘いものじゃあない」というからこそ、もっと手軽に、週末だけでも、副業としてでもやっていけるモデルはないものか?

実は、ベンチャー型事業承継セミナーのディスカッションで、一番最初の私は「週末型農業」というビジネスを提唱していた。

さぁ、何も知らない素人が、夢物語を語っているがどうしたら良いのか?

ねこみかん
ねこみかん
そう偉大なる先人の肩に乗っかってみよう

Contents

確実に稼げる週末農業

冒頭部分を読んで

私は、今の所、農業本といえる書籍を5冊読んでいるが、どれも全然ちがった方向から学べて面白い。

私が気付いたことは、一言で農業といってもそれは広義すぎるということ。
言うなれば、「建築業」をするとか「サービス業」をするって言っているに等しい。

本書の冒頭部分を読んでみて感じることは、私のように家庭菜園を趣味としていながら、本業を維持したまま農起業する!というのに一番近いかもしれない。

また、農起業本には基本的に、作物の作り方は書いてない。まぁ、それは専門書を読めば良いだけの話なのだが、本書ではそのあたりから解説してくれそうな気がしている。

副業としてする場合、必ずしも農地を所得する必要はない

 

これは目からウロコの情報である。
「農家になって、農地を借りた時点で後戻りは出来ない」そんな認識があったが、自分の敷地や、農地で無いところで作った野菜を販売することにはなにの制限もないのだ。

やはり大事なのは誰にどうやって売るか?

初心者から始められるように、作物の選び方や、作り方、土地所得までも分かりやすく書かれている。
しかし、そこまでであれば、おそらく誰にも難しいことではない、なぜならば「売らない」「収益を気にしない」限りは、趣味であるから。

基本的に本書には当初から「ブログ」「ネットショップ」という言葉がよく出てくる。
私のこのブログは、全体的にはビジネスのブログだが・・・農業日誌を発信してみようか。

異業種からの参入の一番の強みを活かしている

今までのところ、ほぼすべての農起業成功者は、前職のスキルを活かして成功している、著者の場合は、ネットショップに強い事。
私に活かせる異業種の強み・・・そうか、それを真剣に考えていかなければならない。

 

農起業成功者を書籍でひたすら研究

農業に関心を持ったのは、ワインの本を読んでから。ただ、趣味としてワインを知りたくて、ワイナリーという存在を知り、ワイナリーの建設を考えた、だから最初に読んだ本はワイナリー建設の本。

二冊目に読んだのも同じ著者の本。このときは、農起業という事に強い関心をもっていたわけではない。ワイナリー作りのために、「耕作放棄地を利用して葡萄を作っている」という事を知った。

 

そこからしばらくは期間が空いて、この本を読んだ。この時点では、ベンチャー型事業承継セミナーでのディスカッションにて「耕作放棄地を活用した農業」に強く関心を示していた。
本書は、「観光農園型」の農起業成功事例である。偶然にもはすみふぁーむさんと同じく、「観光農園」型ばかりを最初に知ることになる。

この本は、アマゾン農起業本のベストセラーである。それも頷ける内容となっており、著者成功体験などはほとんどなく、非常に凡用性の高い、農業の型や、販売方法も広く網羅しどのように学習し起業していけばよいか分かりやすくまとまっている。

前書とは、また違い、何の作物をどうやって作り、どうやって売るか。それだけが示されていたとしたら、モデルとすることでそのままビジネスが出来る可能性もある。
しかしながら、著者は実家が農家でありながら、営業の経験を活かし、しかも「農業」や「起業」、「事業承継」にスポットが当たる20年以上前からの成功者であり、まさに先駆者と言える。
だか、自分にも真似出来るかというと難しい。

紆余曲折しながらも、だんだんと農起業に関する知識も増えてきたねこみかん、そろそろ、自信の進む道筋が少し見えてきた頃だ。
私は、いきなり人生や家族をかけた、ゼロからの「農起業」リスクは取りたくない。本業を維持しながら、「農起業」に取り組みたいのだ。
だが、大先輩方に言わせてみれば「そんなに甘くない」となるだろう。本書は、また独特で、言ってしまえば趣味の延長上から、ビックに成功したケースになる。
私が目指す農業の形が一段と鮮明になってきた。

 

七冊目の農業本
農起業に関する、一番普遍的で必要な情報が網羅されている本だと言える。
特殊な環境で成功した方の書籍も多いし、もちろんそれらも非常にためになるがまずはこの本を読んで農業の基本を覚えてからが一番しっくりくると思う。

農起業を考えた時にまず読むべき一冊
関連記事