私は、何度か書いてあるとおり、現在の自身のビジネスの将来性ははっきり言って否定的に見ている。
現在は、本業とは別に、不動産経営とコインランドリー経営もしている。
とはいえ、どちらも即効性のあるビジネスでもなく「投資的側面の強い」ビジネスである。
「事業的規模に達する」までは、数年もしくは10年以上かかる。そのどちらも、私が50歳になることには、不労所得として生活できる水準に達したら良いという思いで始めているから、順調といえば順調だ。
しかしながら、もっとも核となるビジネスを探している。
今流行りの事業承継を活用して、何か全くの別業種で挑戦していきたい思いだ。
そこで、農業にたどり着いたのは偶然
私は、健康のためにビールやその他のお酒は絶ち、ワインを呑む週刊があるのだが、少しくらいワインについて勉強しようと、上記の本を読んだ訳だ。
と思い、なんとかワインをビジネスに出来ないか考えた。
そこで、上記の書籍を読んだ。
すぐに、愛媛でのワイナリー事情を調べ、「道後ワインという商標登録」もしてみた。
その中で、やるなら葡萄作りからと考え、葡萄作りを考えたのだ。
農業もしたことはないし、農地もない、農業をしている親戚もいない・・・
そんな中でどうするか!!
「耕作放棄地」の問題をしり
と実に軽率に考えてみた。
それが、とても簡単に説明すると、私が
「耕作放棄地を活用した農起業」を考えた理由だ。
農業に関心を持ったのは、ワインの本を読んでから。ただ、趣味としてワインを知りたくて、ワイナリーという存在を知り、ワイナリーの建設を考えた、だから最初に読んだ本はワイナリー建設の本。
二冊目に読んだのも同じ著者の本。このときは、農起業という事に強い関心をもっていたわけではない。ワイナリー作りのために、「耕作放棄地を利用して葡萄を作っている」という事を知った。
そこからしばらくは期間が空いて、この本を読んだ。この時点では、ベンチャー型事業承継セミナーでのディスカッションにて「耕作放棄地を活用した農業」に強く関心を示していた。
本書は、「観光農園型」の農起業成功事例である。偶然にもはすみふぁーむさんと同じく、「観光農園」型ばかりを最初に知ることになる。
この本は、アマゾン農起業本のベストセラーである。それも頷ける内容となっており、著者成功体験などはほとんどなく、非常に凡用性の高い、農業の型や、販売方法も広く網羅しどのように学習し起業していけばよいか分かりやすくまとまっている。
前書とは、また違い、何の作物をどうやって作り、どうやって売るか。それだけが示されていたとしたら、モデルとすることでそのままビジネスが出来る可能性もある。
しかしながら、著者は実家が農家でありながら、営業の経験を活かし、しかも「農業」や「起業」、「事業承継」にスポットが当たる20年以上前からの成功者であり、まさに先駆者と言える。
だか、自分にも真似出来るかというと難しい。
紆余曲折しながらも、だんだんと農起業に関する知識も増えてきたねこみかん、そろそろ、自信の進む道筋が少し見えてきた頃だ。
私は、いきなり人生や家族をかけた、ゼロからの「農起業」リスクは取りたくない。本業を維持しながら、「農起業」に取り組みたいのだ。
だが、大先輩方に言わせてみれば「そんなに甘くない」となるだろう。本書は、また独特で、言ってしまえば趣味の延長上から、ビックに成功したケースになる。
私が目指す農業の形が一段と鮮明になってきた。
七冊目の農業本
農起業に関する、一番普遍的で必要な情報が網羅されている本だと言える。
特殊な環境で成功した方の書籍も多いし、もちろんそれらも非常にためになるがまずはこの本を読んで農業の基本を覚えてからが一番しっくりくると思う。