2020年2月【日本初】のコインランドリープレイヤーが集まる会、コインランドリーオーナーズの会のミーティングに参加してきました。

これに関して言いますと、ミーティングに参加する以前より痛感しておりました。

業界の色んな事を知らなさ過ぎました。

とはいえ、仕方のない部分もあります。そもそもブラックボックスに近いニッチ業界なので相場や何やらも調べようも無いのです。

もし、私が現在の店舗をオープンさせる約1年半前に戻ったらどうすると思いますか？

仮に止めていたら、投入しているキャッシュ、国産高級車が一括で買える金額が丸っと手元に残っている訳ですから過去に自分に【止めておきなさい】と言っている。と思っていたのは数ヶ月前。
現在は、もっと上手くやれていただろうな。もう一度チャレンジしたら１店舗目よりは絶対に良い数字を出せている自信があります。

コインランドリーの成功条件は、やはり立地です。
それをそのまま当てはめると、私の店舗が苦しんでいる要因は【立地条件が悪い】ということになります。
なぜ、そんな場所にオープンしたか！？

初店舗は、テナントとしては明らかな【隠れ家】に近い立地条件です。
当初、自身で探していた物件は事務所仕様なので、不動産やに【コインランドリー用の物件】と言っても出てこない物件です（これをAとします）。

その物件と、他にも数件不動産屋さんに紹介してもらった物件がありました。その中でも一番良さそうな物件（Bとします）の二択になり、私は地元民が知っている要因からAを一番の候補としていましたが、業者の方がAをはイメージが沸かないからBの方が良いと仰っしゃりました。

当時の私は、コインランドリーに関して無知であるため「そんなものなのかな・・・」程度にBに決めました。

結果が現状です。

業者さんにとっては、どちらに出店しても（Bの方が広いですが）機械は売れるます。一店舗だけを調査してもらうと、当然【可】となりますが、２店舗の比較だとわざわざ悪い条件を進めることはないので【本当に良かれと思ってBを進めた】だと信じております。

もし、Aに出店したら今より悪くなっている可能性もありますが、今の所近隣にコインランドリーは出来ていません（それが良いのか悪いのかは不明です）。

ともあれ、今の現状を見ますと、せめて自分の地元民しか知らない感覚を信じて失敗するべきでした。自分を信じきれなかった自身の判断と経験に問題があります。

【駅近】【中心都市】なんてフレーズは愛媛にとっては全く無意味です。

なぜならば、愛媛県松山市は愛媛県の中心都市で人口が５０万人以上はいます。中四国住みやすい街ランキング№１の住むにはいい街です。

では、愛媛県二番目の都市今治はどうでしょう？
不動産ポータルサイトには、【愛媛県二番目に人口の多い都市の駅近３分】とでも書いてあったとします。

でも、今治市の人口は松山の４分の１程度もおりません。しかも、数年前には【消滅可能性都市】に名を連ねていました。

ちなみに愛媛は東予、中予、南予と３つの地方に分かれておりますが、【南予地方】の中心都市宇和島市は人口は10万人以下です。

また、都会感覚で線路を考えてはいけません。そもそもJRは松山市内を1本通っているだけで、非常に限られた場所にしか行けません。
市の鉄道もありますが、同様に限られて地域しか行けません。

JR四国は万年赤字です・・・。

確かに電車に人は乗っているのですが、私の周りで電車通勤している人は知りません。

なんなら、駅近って『電車の音がうるさい・・・』って敬遠する方もいます。

そんな土地柄の【中心都市】【駅近】の物件を買うのは都会の投資家で、物件を見もせず購入している・・・と、不動産業者の方は言っていました。

綺麗に分かれているラインが、ここ2年以内に参入した組は毎月20万円程度の赤字を垂れ流していまして、それ以前の5年ほど前より参入している方はすでに多店舗展開するなど、成功している傾向にありました。

それには色んな要因は有るでしょうけれど、2年以内組はフランチャイズにより情報を仕入れる事が出来るようになった組で、様々なことをそこから仕入れています。

成功組は、今ほどフランチャイズも加熱しておらず、色んな事を自身でして、決定しているイメージがありました。

私自身、彼らのコインランドリー経営の知識量にはただただ圧倒され、自身の勉強不足を実感するのみでした。

当たり前のことですが、多店舗展開して成功するには【一店舗】でこけない事が重要です。
じゃあ、私のようにすでにコケている人は立ち直れるのでしょうか？

答えは、微妙です・・・

成功の大きなウェイトを占めるのが立地であるとすれば、コケている＝条件が悪い訳ですから、初期で失敗している店舗がいきなり成功する可能性は低いでしょう。

そうは言いましても、3年ほどを境に成功、失敗が分かれているとすれば【コインランドリーの認知度には3年掛かる】法則に乗っ取ると、失敗組はまだ結果を見ていない段階で苦しんでいるということになります。

まぁ、成功店はこの段階ではすでに結果は出ているわけですから、スタートでコケている店は伸びても伸びシロが少ないでしょう。

私の中ではすでに結論が出ているのですが、私の投資はすでに失敗しています。

だって、一年半でキャッシュで700万つぎ込んでいますから、いくら黒字に改善しても月10万が良いところでしょう。

それまでに4年掛かるとしたら赤字は軽く投入額は1000万を突破します。

つまり、それを取り返すのに8年かかりますね・・・

実際10万黒字も厳しいので、取り返すのはほぼ不可能ですし、その間に自身のつぎ込む労力を考慮したら苦行でしかありません。

それはネガティブ思考ではなく、現実的な数字だと思います。

なんだか悲観的な事ばかり言いながら、勉強会に参加したり、営業努力をしたりしている姿を見た方が・・・

「あれ？廃業を検討してるって言ってたのに色々してますね」

と不思議にがっていました。

そうなんです。

挽回は出来ないことは認めた上で、一応・・・出来ることはして、最低でも毎月の利益０までは目指したいのです。

【そんなのやる意味ないじゃん】

って言うのが真っ当な意見ですが。

この失敗を挽回するウルトラCをなんとか考案しているのです。

すでに、一つはとても面白い方法を考えています。
多分、傍からみていると最も面白いと思います。ビジネスは失敗することが多いですが、リスキーな橋を渡っている姿こそ、面白いのです。

と、言ってもですね、そのリスキーは橋を渡るに先駆けて少しでも安全に渡るために勉強会に参加したのです。

そして、もう一つのウルトラCを思いつきました（まぁ、これは完全なるパクリですが）。

すでに、進行中なのですが、結構近所の方からのメッセージをいただくようになりまして・・・あまりあれこれ書くと迷惑がかかる事もありますので、もっと話が固まりましたら

【ねこみかんのコインランドリー復活の大博打】を記事にしていきます。

ちょうど、記事を書いていた朝に新聞を見ていると面白そうな本がありました。
見出しによると

• 一つの国で一日「5500万回」会議が開かれる
• 普通の会議で「最善策」に至る確率は2割以下
• ジョフ・ベゾスが気づいた「プレゼンの罠」
• 7人以上出席すると「社会的手抜き」が起きる
• 会議の価値は「簡単な数式」で数値化できる
• 「8時48分開始」で遅刻者が０に
• 「ちょっとした食べ物」で話がスムーズに運ぶ
• 世界のメガ企業導入！超時短打ち合わせ「ハドル」
• 「最重要事項」は必ず最初に話す
• どこに座るかで「発言量」は変わる