経済の流れを読むために、世界経済の情報もまとめておりますが、サウジアラビアの石油施設攻撃は注視し、記事にまとめていました。
そして、中東は危機を抱えたまま更にトルコがシリアのクルド人勢力に侵攻するという軍事行動に出ました。
元々はどちらも別の記事としてまとめておりましたが、この問題は米軍の関係からも切り離して捉えることの出来ない問題となりましたので、当記事にて【中東情勢】としてまとめていくことにしました。
Contents
2019年10月13日 米軍サウジアラビアへ1800人追加派遣
と述べました。
増派は、約1800人、戦闘機やミサイル迎撃の部隊を派遣し、合計3000人体制に増強します。
来年の大統領選挙に向け、公約通りに海外派遣部隊の撤退を進めたいトランプ大統領の思惑とは裏腹に進んでおります。
トルコへの経済制裁を発動警告
トルコに対しては、強力な経済制裁を発動すると警告しております。
対するトルコのエルドアン大統領は
「誰が何と言おうとやめない」と侵攻を続ける姿勢です。
協力国のロシアを含め、世界を的に回す行動ですが、トルコはクルド人勢力をテロ組織だと主張しています。
その背景には、長年大国に振り回され、過激な行動を取るクルド人の影響もありそうですね。
また、対「イスラム国」の主要勢力であったクルド人の力が弱まることにより、「イスラム国」の動きが活発になると懸念されていましたが、シリア北東部カミシュリでは爆発があり、シリア人権監視団(英国)によると、6人が死亡。それに関してイスラム国が犯行声明を出しております。
米国の撤退により、トルコの侵攻を許した構図ですが、エスパー国務長官はこう述べています
2019年10月14日 石油施設攻撃から1ヶ月
市場の予想を遥かに上回る急ピッチでの復旧を成し遂げ、石油供給の安定をアピールしたサウジアラビアですが、石油の一部には契約と異なる油種も混ざっていたようですが、買い手の企業は受け入れ、復旧を支えようとしているようです。
今回の攻撃で関係者を驚かせたのは、石油施設の守りの脆さと地理的に集約されている点です。攻撃対象は、アブカイクとクライスにあるわずか二つの施設でした。
サウジアラビアが急ピッチでの復旧をアピールした背景には、アラムコのIPO実行計画によるが、事件の影響がないとは言えない。
イランはサウジアラビアとの歩み寄りを模索
イランのタンカーがサウジ西武で攻撃されたが、政府要人はサウジ避難を慎重に避けています。
そしてザリフ外相は
と話しています。
サウジの石油施設の攻撃元は明らかになってはいませんが、米国の曖昧な態度にサウジが不信感を示したことから、親米のサウジに接触し、包囲網を解消する狙いがあるようです。
クルド人もトランプ氏への不信感を募らせる。
クルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」のマズムル司令官が、米国務省幹部と会合し
と激怒したと米CNNテレビで報じられました。
米国がトルコ軍の攻撃を黙認したことによる、トランプ大統領への不信感は国内でも高まっているなか
と強調しました。
2019年10月16日 クルド人勢力はシリア政権軍と共闘
シリアのアサド政権軍は14日、トルコ軍が侵攻した北部に軍を展開しました。
シリア北部を実質支配するクルド人勢力は、同国のシリアアサド政権とは緊張関係にあったが、今回の米国への不信感から距離を縮めたようです。
サウジアラビアに続き、クルド人勢力への対応も、造反を招きトランプ氏への批判は高まっております。
米は、トルコに対し鉄鋼への関税を50%に引き上げ、両国間の貿易協定の交渉を停止し、金融制裁や資産凍結、米出入り禁止の措置をとるとしています。
ロシアもシリアに接近か
インスタファクス通信によると、ロシアのシリア特使は15日、シリア民主軍とアサド政権を仲介したことを認めました。
ロシアはトルコとも密に連絡をとっており、アサド政権軍とトルコ軍の全面衝突の可能性は低いと見られています。
黙認により戦争を招いたトランプ氏には国内外から批判の声が上がっていますが、両国を取り持つロシアの影響力が目立ちそうです。
トルコリラへの影響は?
一旦はは下落しましたが、大暴落レベルの下げ幅ではなく、現在は少しづつ値を戻しています。他の高金利通貨であるメキシコペソは値を上げているので資金が流れた可能性がありますね。
米国との関係悪化から、すでに経済制裁を発動されており、トルコ経済への影響はあります。
2019年10月17日 米副大統領がトルコ訪問
目的はもちろん、停戦です。非公開で行われた会見ですが、全くトルコの意志を動かすことは出来ないようです。
イスラエルも米国不信感を募らせる
クルド人勢力をトランプ氏が見捨てたことは中東各国の不信感を募らせ、「トランプ氏はイスラエルにとって信頼できない存在となった」と訴えています。
なぜ?米国はこれまで中東の不信をまねいたのか?
サウジアラビア攻撃の時もイランの関与に言及しつつ、行動には移しませんでしたし、シリアからは撤収し、トルコ軍の侵攻を黙認しました。
一貫して言えることは、トランプ氏は戦争に関わりたくないという事ですね。
来年の大統領選挙に向けて、戦争を避けてい思惑があるのでしょうが、世界の過激な国々からは、トランプ氏は口だけと言われる結果になるのではないでしょうか。
もちろん、戦争を推進するわけではありませんが、もしも自らの保身のために協力関係にある勢力を見捨てているのなら悲しいですね。日本だって有事の際には守ってもらえないかもしれません。
22日トルコのエルドアン大統領とロシアのプーチン大統領の会談予定
アメリカが中東から撤退し、影響力を減らしている中、ロシアの勢力拡大が目立ちます。二人の会談により、さらに両国は接近するでしょう。
2019年10月19日 自衛隊の中東派遣検討
安倍首相が、国家安全保障会議で、検討を指示しました。米国が提唱する「海洋保全イニシアチブ」には参加せず、独自の派遣となります。
現在、自衛隊はアフリカのソマリア沖アデン湾で海賊対処にあたっており、哨戒機2機と護衛艦1隻が展開しています。
今回の中東派遣は、あくまでも調査・研究が目的で武器を使った民間船舶の護衛は出来ないとの事です。
日本は、米国の「中東・ホムルズ海峡の安全確保」に取り組みながら、友好関係にあるイランにも配慮した展開をする模様です。
地図で見てみますと、アデン湾とは、渦中のサウジアラビアの南の海上、そしてホムルズ海峡はイランのすぐ南です。トランプ氏ですら避ける中東派遣に日本の自衛隊が送られるとは・・・有事にならなければよいのですが・・・
海運会社は歓迎しています
米トルコの合意で軍事作戦停止
17日に行われた米国のペンス副大統領とトルコのエルドアン大統領は合意に至った模様です。
一夜明けた18日にも、トルコ、クルド人勢力の両陣営は互いの攻撃が続いていると主張していますが、トルコは国内に残留するシリア難民を国境の安全地帯に押し込める考えです。
トルコが攻撃対象としたクルド人の人民防衛軍(YPG)
米国と協力し、イスラム国との戦いの中心を担っていた組織ですが、トルコからすると同じく非合法の武装組織であることから攻撃対象としました。
結果、多くのイスラム国の捕虜が脱走する結果となり、イスラム国の勢力が盛り返す懸念があります。
シリアのアサド政権は、漁夫の利を得、クルド人勢力がイスラム国より奪取した土地を手に入れました。
また、今回の米国の曖昧な態度で、同盟国からは不安の声が上がっています。
一旦の収束をみせる
とはいえ、トルコ軍とクルド人勢力の戦争は一旦は収束する模様です。
トルコリラの価値も、暴落すること無く値を保っていますし、日本からも自衛隊が派遣されるという事は、危機はないとの判断であると言えます。
2019年10月27日
北大西洋条約機構(NATO)は、ドイツがシリア北部に国際舞台を派遣する計画を提案しました。対ISの先鋒クルド人勢力を助けるためで、米軍が去った後の勢力に新たな変化が見られそうです。
2019年11月14日
米NBCニュースによると、ボルトン前大統領補佐官が、先週開かれた会合で
と述べました。
一族が経営するトランプ・オーガニゼーションはトルコでビジネスを展開しています。
ニューヨーク・タイムズ紙は、トランプ氏の娘婿やエルドアン氏の娘婿らが、両政府を繋ぐ裏チャンネルの役割を果たしていると伝えました。
しかし、トルコリラスワポ民にとってはこれらの事は何を意味するのでしょうか。
私自身、最終的に買い足したトルコリラは「高値圏かな?」と思い、控えめにしましたがそれでも好調に利益を出しています。
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読書台・書見台
読書をしながら、両手が空くのはとても便利です。特に感想文を書く人にとっては必須です。このツールなしだとページが勝手に閉じるし重りを置くと見ずらいので、読書台があれば効率は格段にアップします。
ココフセン 便利なふせん
読み返したり、必要な部分をすぐに見つけるために必須アイテムです。
【ココフセン】の良いところは、シールが付いていて本の裏表紙に貼り付けておけます。
いつでもデスクに座ってPCを開けて読書が出来るわけではありませんよね、移動中やちょっと時間が開いたときには付箋をぺたぺたしておくと便利です。
コンパック A4文書を二つ折りにしてバックにいれて持ち歩く
大きなビジネスバックを持ち歩いているうちは良いですが、働き方の違いから、A4が入らないサイズの小さいバッグを持ち歩く事もありますよね。
A4紙を折りたたんでいると、割と開くのが手間だったり・・・
コンパックならA4を半分に折りたたんで持ち歩ける上に開くと一覧で見ることも出来ます。